フェアリーシクリッドと呼ばれているブリシャルディグループの1種類について紹介します。Neolamprologus sp. "Kamakonde Congo"で昨年にMOEGIさんからペアで購入した。
オス、黄色で少しは寸胴?(2012年9月撮影)
種類について調べてみるとN. splendens (Brichard, 1989)かN. helianthus (Büscher, 1997)のどちらかのようだ。
N. splendensはBrichardによって、コンゴのZongweで生息地をN. brichardi (Brichard, 1989)と共有していると報告された。えら蓋にVパターンがあり、暗い色をしていることから、商用名は"New Black Brichardi"と呼ばれている。最大で8cmほど。N. brichardiのように巨大な群れでいることはないようである。また、BüscherはコンゴのKamakonde, Kala, Zongweの南にも生息を確認している。
タンガ二イカ湖南岸の個体群は黄色をしていて、N. helianthusという別種である。N. helianthusは体高があるというか、寸胴な体系である。SERIOUSLY FISHのサイトによると生息地はKamakondeとされている。
N. brichardiよりもN. savoryi (Poll, 1949)により関連しているようである。
うちでブリードしたときも稚魚の数は10匹以下であり、体に横縞があったので、N. savoryiに近い印象を受けた。ちなみにN. savoryiは飼育したことがないので、フィロパトリ性の強いことを経験したいものです。
N. savoryiのように横縞が見える(2012年11月撮影)
黄色味は強いが、体形的にN. splendensに一票であるが、はっきりとはしない。
もう少しN. herianthusの情報が欲しいところである。